こんにちは、かんてんです。
なにやらネットの世界を見渡すとむかーしから言われている二元論をよく目にします。
「会社員はクソ。フリーになってこそ自由」
みたいな論調のことなんですけど。
実際に僕も一時期そう思ったこともあったのですが、実際どちらも経験してみると誰にでも当てはまることではないな〜と実感することが多いので僕なりに釘を刺しておこうと思います。
下手に会社を飛び出して自由に憧れると痛い目にあいますよ!w
今日はそんな話。
実力もないのに会社を飛び出したら死ぬ
まず、当然の話なのですが「コネ」とか「実家が金持ち」というアドバンテージでもない限りは「個人で稼ぐスキル」を身につけていかなければなりません。
会社って見た目の給料以上に年金やら健康保険やら雇用保険やら支払ってくれていますから、個人でフリーとなって稼ぐ場合は会社員以上に稼がなければやってられない。。というのは当たり前の話なんですね。
例えば一人暮らしなら流行りの「ミニマリスト」にでもなって支出をギリギリまで抑えて。。。
というのもアリなんでしょうけど、いつまでも地を這うような収支で生活していかなければならないので社会的にみたら稼いでいないフリーランサーってフリーターのような扱いを受けます。
社会的な信用がないから(法人でも作らない限り)銀行融資とかも引けないし、それこそ住宅ローンやクレジットカードの審査とかにも余裕で引っかかる恐れが出てきます。まあ、家は買わない人が増えてますけど。。
あとは「ネットの世界がこの世の価値基準」みたいに思っている人も多いんですけど、
実は世間一般では「起業するなんてトンデモない」という価値観がまかり通ってます。
実際、僕も家族とか親戚とかに反対されまくりましたからね。
安定の公務員を辞めてなにやるんや。。と 笑
んで、その「世間からの圧力」を振り払うためには結果を出すしかないんですね。
会社員以上に稼ぐのはもちろんのこと、
周囲を納得させるようなカタチで結果を出すしかない。
そうすると掌を返しますからねw
ただ実際問題、会社以上に稼ぐって短期的には中々難しいです。
(コツコツと取り組んできた人は時間のレバレッジが効いてくるので後々楽になっている人はいます)
例えば昨今ではブロガー風のライターをやっている人とかも多いですが、
ライター業で月20万円稼ぐとかって超人レベルです。
僕も一時期経験のためにライター業に取り組んだことがあったのですが、
せいぜい1文字=0.5〜1円の世界。
時給単価で行くと1000円いくか、いかないか?なので
アルバイトをやっているのとそこまで差が無い感じなんですね。
メリットとしては家でダラダラと働けるくらい。
ただライター業なども結局はクライアントワークの一種ですから
「目の前の作業を進めなければ報酬が発生しない」という点では単なる労働です。
会社で働いているのか?自宅などで働いているか?の違いだけ。
雇われの立場は変わらないということなんですね。
つまりいつまでも走り続けなければならないので、
仮に体調を崩してしまった場合などは大ピンチです。
会社だったら(ブラックでもない限り)有給が取得できますけど、
労働フリーランサーの場合は有給もありません。
40度の熱が出てもライティングをしなければならないw
これって非常に脆い橋を渡っていると思うんですけど、
こういった面ってあまりフォーカスされないんですね。
とにかく「フリー最高!」「自由最高!」みたいな 笑
僕の経験談としては、有り余る自由って暇でそんなに面白くないです。
没頭できる仕事を一生懸命やっている時のがよっぽど生きている実感が得られるし、楽しい。
中にはお金の魅力に取り憑かれて月収を上げることだけにフォーカスしている人とかもいますけど、僕の価値観からするとあまりそれもどうかな〜と思っているので、こうして様々なジャンルを学んでは経験して、自分の中のフィルターを上げて。。。(レベル上げのようなものですね)
といったことを取り組んでいる毎日です。
結局のところはフリーだから最高!という短絡的な話ではなく、
「収入が上がる仕組みがあれば」
「束の間は雇われなくても働かなくても」
「生きていけるかもしれない」
という程度の話だと思います。
でもって働きもせず、
ダラダラと趣味ばかりやる毎日は(少なくとも僕にとっては)そんなに面白いもんでもない 笑
このあたりは
どの価値観を採用するのか?
という主観に関わる話になりますので、
冷静に見極めるようにしましょう。
焦って会社を飛び出してから、
「やっぱり会社のが良かった。。」
とか嘆いてもかっこ悪いです。
(転職ばかりしてるとランクダウン確定。。。というのも今の日本の社会制度みたいなところがありますが)
よく考えて、行動し、自己責任で動く。
こんな感じで生きて行くと後悔することもない、
悔いのない人生に近づくと思います。
人生の主導権は自分で舵を取っていきましょう!
そんな話でした。
最後までお読み頂きどうもありがとうございました。