刃を突きつけられても飛び込み訪問を辞めなかった民間時代

基本メンタルが強いと人に言われる中里おるとです。

僕は大学時代にゲームにハマりにハマり退学になりそうだったのですが、
どうにかこうにか卒業し、流されるままに就職をすることになりました。


 

流されるままに就職とは一体なにか?

というと、

「特にやりたいこともないけど、周りと同じように就職しよう」

ということです。

 

特にめぼしい資格を持っているわけでもないし、スキルを磨いてきたわけでもない。
(あるとしたらゲームにのめり込むという気質だけ。。。)

 

そんな僕を採用してくれたのはとある求人広告の営業職でした。

 

求人広告の営業職は基本こちらからのアプローチが多い業界で有名です。
つまり新規獲得に比重が置かれた営業スタイル。

研修もそこそこに現場に飛び出した当時の僕に課せられたのは、
毎日飛び込み訪問を最低でも100件以上というノルマです。

 

飛び込み訪問とは、
その呼び名の通りアポイントもなくいきなり営業に飛び込むことを言いますが、
これがとにかく刺激的な毎日を僕にもたらすことになりました。
(良い意味でも、悪い意味でもです)

 

「邪魔をするなあ!」と怒声を浴びせられる毎日

クソ真面目に勉強とゲームばかりしてきた僕は、
あまり世間の常識というものがわかっていません。

お昼の忙しい時間帯にラーメン屋に飛び込み、

 

「求人広告の◯◯と申しまして。。」

と切り込んだところ瞬間的に

 

「邪魔をするなあー!」

と追い返される始末。

ラーメン屋の立場に立てば当然です。

 

と、右も左もわからないまま飛び込み訪問を続ける毎日だったのですが、
当然のように商品は売れません。

 

営業トークは冴えず、来る日も来る日も売り込みをし続ける毎日でしたが全く歯が立ちません。

大学時代に鍛えたと(思っていた)3連動作も全く歯が立たない毎日です。


 

これが社会の厳しさか・・・

と泣き言を言う暇もなかったので、
僕は自分にできることだけをやるようにしました。

 

腐らず飛び込み訪問をして、
うまくいかなかった時のパターンを検証するのみです。

この「検証をする」というのは僕の得意とするスキルなのですが、
失敗したパターンもいくつかのケースに分けるようにしました。

 

・最初の一言目で断られるケース

・入り口までは入れたが決裁権がある人にたどり着けず断られるケース

・しつこく食い下がってしまい挙句刃を突き立てられたケース
(飲食店に対してさすがにこれはまずかった)

 

と、何かと社会に迷惑をかけながら生きてきた僕なのですが、
続けることでやがてスキルへと転化していきます。

 

人と話すときにモゴモゴとして言いたいことも言えなかった性格だったのですが、
「ここぞ」というタイミングで言えるようになってきたのです。

これはつまり空気を読むということ。

 

後から気がついたことなのですが、
言いたいことだけを言っていたら当然人には嫌われます。
売り込みなんてできる余地もありません。

 

しかし一方で、
何も言わなければ相手には全くメッセージは伝わりません。

 

この「空気を読んで」「言いたいことを言う」というスキルは、
僕にとっては何ものにも代え難い貴重な武器となりました。

 

世の中「人の話はそんなに聞いていない」という事実

とある時に僕は気がつきます。

こちらの話に興味を持ってもらうためにはフックが必要」ということに。

 

「フック」とは、つまり相手が興味を持つような話題、テーマのことです。

 

世の中は様々な情報が飛び交っているために、
人は興味関心のあるテーマにしか基本は反応しません。
(脳が自動的にフィルターをかけているようなイメージです。)

実際に飛び込み訪問ではこれが顕著で、
こちらの話をまくし立てたところで全く通じません。

 

これでもダメか・・・

とクソ真面目な僕は失敗を元に手段の検証、改善。

そこから「傾聴する」ということを基本とする営業スタンスとする作戦に変更。

傾聴というのはその言葉通り耳を傾けるということですので、
まずは相手の話を引き出すことを意識します。

 

そしてここで必要となるのが「フック」。

つまり相手の話を引き出すには、
相手が興味関心のあるテーマを掲げる必要があるというわけですね。

 

ちなみに、営業マンとしては当たり前の「フック」「傾聴する」というスキルですが、
この時に培った経験がその後ウェブ業界へ移っても活きてくるようになります。

 

が、長くなるのでこれはまた別の機会にお伝えしたいと思います。

自分の話ばかりをしているうちは、何事もうまく回らなかった覚えがあります。

 

まずは相手の話に耳を傾けること。
これは情報が錯綜する現代においてもっとも必要とされるスキルではないのかと考えています。

 

PS.

余談ですが

「セールスするべからず」

と書いてある立て札は、

 

「セールスしてOK」

と読みかえろ。

と散々言い聞かされたものです。

(今思えばなかなかですね。。。)

 

最後までお読み頂きありがとうございました。